ある男の物語

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IMGP2155 posted by (C)ポーター


ある男は息を切らせながら走っていた・・・

地下鉄の終電まであと7分・・・

これを逃したら帰れない・・・

普段使わないももの筋繊維が悲鳴を上げている。

更に2次会まで参加した飲み会の酒が体に残っていた・・・



「プシュー」


「ドアが閉まります」

「はぁはぁ・・・間に合った」



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IMGP2159 posted by (C)ポーター



男は1㎞もの道を走り切って疲れたいた・・・

「う・・ぐぅ・・」

電車の座席に座ったとたん眠気に襲われた・・・



「う・・う・・」


男が目を開けると乗換えなければならない駅を2駅ほど乗り過ごしていた。

反対方向の電車はすでに無くなっていた。


携帯で乗換え先の終電を調べると・・・あと10分程しかなかった・・・


「くそぉ!!!」


男は急いで改札を出た・・・

あたりは静けさで満ちていた・・・・・

「くそぉ・・・・」


その時一台のタクシーが目の前に停車した・・・

「●●●駅まで」

男に時間はなかった終電を乗り過ごすとタクシーで帰らなければならない・・・

男の財布に余裕はなかったがやむ得なかった・・・


「着きました・・・890円です」

「つりはイラン!!!」


男は110円を受け取らずホームへ走った・・・・


今日二回目のマラソン・・・・





何とか2回目の終電にも間に合い・・・無事帰宅した男であった・・・




が・・・翌日


頭が痛い・・・・


ろくに睡眠も取れず、男は嘆いていた・・・





終わり